川越のローカルメディア、特にその地域ブログはかなりレベルが高いのではないか?と勝手に思っています。
歴史を感じる町並みを残し、祭り・イベントが年中行われていることからブログの素材に事欠くことはなく、観光客も年々増加しているため、一定のニーズが見込めることから、それは当然のことかもしれません。
今回はそんな川越地域ブログのなかから、独断と偏見で3つのブログを紹介したいと思います。
川越STYLE~確かな取材力で対象に迫る~
「時が人を結ぶまち川越」
川越のヒト・コト・モノ、川越物語りメディア、川越STYLE。
川越の様々なまちづくり活動にも従事しています。
ということで、記事ジャンルは多岐にわたっていますが、主には店舗紹介・イベント取材記事で構成されています。
ブログ記事は2010年3月からアーカイブされ、最近はおおよそ月10件のペースで記事を公開。
なによりその豊富な文章量(と写真の量)に圧倒されます。
軽い気持ちではなかなか読み通せないような記事ばかりです。
それを可能にしているのが、他ブログの追随を許さない(?)取材力の高さにあるのではないかと見受けられます。
例えば、川越市の読書グループを取材したこちらの記事
川越style「川越読書旅団(K.R.B) -Kawagoe Reading Brigade-」
「川越読書旅団」という読書会を行う団体を記事にしているのですが、その活動内容を紹介するだけでなく、実際に読書会の現場を取材し、活動の経緯などを当事者にインタビューしています。また活動内容紹介をとても丹念に行っていて、かなりのボリュームの記事ができあがっています。
ちなみにこの記事だけで文字数は8千字越え!
どの記事もこのボリュームなので、生中な気持ちでは読み通せません!
川越 水先案内板~川越観光を網羅する総合情報サイト~
とにかく観光地川越の魅力を語りつくしているブログ。
川越観光初心者向けの記事から、地元民にも役立つかなりマニアックな記事まで観光のことなら全方位にわたって網羅されていると言えるかもしれません。
独自ドメインのサイト、ということもあって、ホームページはとても見やすく作り込まれています。
川越観光初心者向けには、以下の4つのメニューから、お目当ての記事を探すことができるようになっています。
「川越おすすめ食事処」
「観光に便利な乗り物」
「思い出が作れる施設」
「川越の人気イベント」
また、川越の歴史の簡単な紹介や、川越へのアクセス方法、駐車場マップなども用意されていて、川越のことを全く知らない人でも、このサイトさえ見れば、観光に必要な情報は十分入手できるでは?と思います。
海外からの観光客向けには英語記事もいくつも用意されています。
例えば、氷川神社の英語記事
The Kawagoe Hikawa-jinja shrine of marriage
素晴らしいですね。。
その他、地元住民にも役立ちそうな情報も満載です。
例えば、市民の遊び場であるクレアモールや、スーパーのヤオコーについての記事等も書かれています。
まあ中には、マニアックすぎて?な記事もありますが。
「東京都と川越市内の同名地域を比較してみた。」シリーズでは、大手町とか末広町とか、東京にも川越市にもある地名をそれぞれの風景写真とともに列挙しているのですが、これ、地名好きの人には受けるのかな。。
とにかく、川越の観光情報を知るなら、このサイトが筆頭に上がるんじゃないでしょうか?
ちょっとディープな観光案内~小江戸川越のらり蔵り~
最後に紹介するのがこちら。独特な案山子のようなアイコンが目印の、
「ちょっとディープな観光案内~小江戸川越のらり蔵り~」 略して”のら蔵”
タイトルが示す通り、ディープな川越情報を載せています。
はっきり言って、その内容は、観光案内の域を超え、郷土史研究者や、マニア向けブログの観を呈しています。
よくぞまあこんなことまで、といったトリビアの嵐です。
ただ、一つ一つの記事の分量はそれほど多くはなく、手軽に読めて、読み物として面白いです。
タモリさんが自分の趣味に任せてブログを書いたらこんな感じになるんじゃないかなあ、とさえ思わせます。
マニアックに走り過ぎた(と思われたのかどうかは存じませんが)揺り戻しが来ているのか、最近は、”ちょっとベタな観光案内”シリーズ記事がアップされていて、喜多院や氷川神社など有名どころの紹介がされています(とはいっても、その着眼点はやはり独特のものがありますが)。
”唯一無二”の視点を持った川越ブログと言えるのではないかと思います。
以上、三つの川越ブログをご紹介しました。
川越にはまだまだ、たくさんのブログがありますので、折を見てご紹介していきたいと思います。