生涯学習の視点から見た川越市の高齢者社会参加の取り組み

第三次川越市生涯学習基本計画

「第三次川越市生涯学習基本計画」は、2016年度から2020年度までを計画期間とした、生涯学習活動を推進するための計画です。

計画の中身の記述は、一読してかなり淡白な印象を受けますが、川越市の生涯学習の基本をなす計画ですので、この中から高齢者に関する部分をみていきたいと思います。

踏み込んだ記述は、「第四章 施策の展開」に集中していますのでここから高齢者に関する部分を抜粋します。

基本目標1 生涯学習を推進する体制の充実

1-4 生涯学習を通じた世代間交流の機会の充実
①地域社会における世代間交流の推進
子どもと高齢者のふれあい等、世代間の交流を推進することは、心のふれあいや相互の理解を深めるだけでなく、地域社会では異なった世代の人たちがともに暮らしているのだという意識を育むことができます。そのため、積極的に世代間の交流の機会を提供します。

基本目標3 ライフステージ、社会変化に応じた学習機会の充実

3-1 年代に応じた学習機会の充実
④高齢期の学習機会の充実
介護予防の取組を推進するため、地域の高齢者を対象とした教室を開催します。
高齢者が充実した日々を過ごすため、趣味等の多様な講座を実施します。

3-3 学習が困難な人への学習機会の充実
①高齢者支援のための学習機会の充実
地域の高齢者を対象とした介護予防・認知症予防に関する講座を開催します。
認知症について、正しい理解や知識の普及啓発を行い、地域の認知症の人やその家族の支援者を養成します。

キーワードとしては、「世代間交流」「介護予防」が挙げられます。

今回は生涯学習の視点から見ていきたいと思いますので、福祉の面の強い「介護予防」ではなく、「世代間交流」について深堀したいと思います。

川越シニア大学「小江戸塾」による川越シニアカレッジ「ふるさと塾」

「世代間交流」の継続的な取り組みとして、川越シニア大学「小江戸塾」による川越シニアカレッジ「ふるさと塾」が挙げられます。

ホームページによると、川越シニア大学「小江戸塾」設立趣旨として、以下のように述べられています。

川越シニア大学「小江戸塾」は、生涯学習の一環として、 55歳以上の川越市民を対象に川越市教育委員会が開講したシニア講座の修了生が、親睦と地域社会活動への参加促進を図ることを目的として平成14年に設立されました。

若干わかりづらいですが、”川越シニア大学「小江戸塾」”が主催団体で、”川越シニアカレッジ「ふるさと塾」”が講座名ということになります。

川越シニアカレッジ「ふるさと塾」は、年度ごとに開催されており、平成30年度は7/11~1/23の開講期間で全16回、9:30~15:30の実施と、かなり本格的なプログラムでした(1回5時間として、90時間/年!)

定員は30名で受講料は5,000円(入館料・保険料含む)と、受講のハードルも決して高くはありません。

その内容もかなり本格的です。

いくつか例として挙げると、

東京国際大学副学長 遠藤克弥 「生涯学習の目指すもの」
元川越市立博物館館長 大野政己 「川越城と本丸御殿」
市民センター所長 「シニアにのぞむ公民館活動」

など、外部の専門家を講師に迎えた講義を実施しています。

また、地域活動として、子供たちとの交流にも取り組まれています。

直近の活動としては、

「お雛様を折り紙で作ろう」(2019/2/23)
「節分を楽しもう」(2019/2/2)
「餅つきを見学し、かがみもちを作ろう」(2019/1/19)

など。

ホームページに掲載された写真を見る限り、毎回10名以上の子供が参加しているようです。

市主催ではなく、市民が主体となって活動しているのも素晴らしいですね。

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